お知らせ
海が大好き②
私の趣味は海釣りです。 寺泊フィッシャーマン
海へ出て、ゆっくりと竿を構えていると、波の揺れに合わせて心が静かに整っていきます。
風の匂い、遠くの船の音、陽の光の揺らぎ。そうした小さな気配に触れていると、日々の慌ただしさが自然と薄れていくように感じます。
もっと自由に海へ出たいと思い、数年前に2級船舶免許を取得しました。
学科は順調でしたが、実技では操船のたびに教官から指摘を受け、海の上で自分の未熟さと向き合う時間となりました。
ロープワークでは、もやい結び、巻き結び、クリート結びと、これまで触れることのなかった技に戸惑いながらも、
繰り返すうちに手が覚えていきました。
合格証を受け取ったときの静かな安堵は、今でも心に残っています。
その後、近所のマリンクラブの会長から中古の和船を譲っていただきました。
ヤマハの50馬力エンジンを積んだその船には、FURUNOの魚群探知機も備わっていました。
初めて電源を入れたとき、海の下の世界がそっと姿を見せるような、不思議な感覚を覚えました。
マリーナに係留するためのもやいロープもそのまま譲っていただき、船とともに受け継いだ時間の重みを感じました。
船を持つようになると、釣り以外の時間も増えました。
船底に付いたフジツボや海藻を落とし、丁寧に磨き上げたあと、
漁業協同組合推奨の船底塗料「あっぱれ」を3時間かけて塗った日のことは、よく覚えています。
静かな作業でしたが、手を動かすほどに心が落ち着いていきました。
塗り終えた船が海を軽やかに走る姿を見ると、手をかけた分だけ応えてくれるのだと感じます。
海の上では、魚との出会いだけでなく、朝焼けの色や風の匂い、波の音といった、言葉にしづらい景色が心に残ります。
これからも安全第一で、海と船と向き合いながら、ゆっくりとこの時間を重ねていけたらと思っています。