お知らせ

NEWS

猛牛党の声

リレーコラム①                        文:猛牛党

 私は、プロ野球パリーグの某関西球団を推している。その球団は、かつての阪急ブレーブスを起源としている。

 私は若い時分に大阪に居て、阪急電車で学校に行き、阪急電車でアルバイトに行き、と小豆色の阪急電車は青春の思い出であり、当時の阪急ブレーブスを応援するようになった。

 例年通り、セ・パ両リーグの交流戦が始まり、6月6日(金)~8(日)までの甲子園球場での3連戦セ・パ関西球団対決となり、一昨年の日本シリーズ並みの接戦になるかと思い懸命に応援していたのにもかかわらず、3連敗を喫してしまった。

 初戦は0対1と10回の延長戦となる接戦で惜敗であったが、2戦目は2対8とエース対決にもかかわらず、虎軍団に6回裏、8回裏に3ランを浴び、3戦目は1対8と2戦目に続いて8点も献上した。しかも3回裏に3ラン、8回裏には満塁弾を浴びた。

 お陰でせっかくの週末に不味い酒を呑みながら、甲子園で大盛り上がりの虎軍団ファンや虎軍団選手の意気揚々とした姿を眺めていた。

 今まで何度もこんなに悔しい思いをするならばと応援することも辞めようと思ってきたのであるが、不思議と最近はどんな結果も受け入れ、こんなものかと平然としている自分に少し驚きながら、虎軍団とは逆に意気消沈としたチームのメンバーを眺めていたのである。

 歳のせいだとも思いながら、それでも飽きもせず、今年も月に2~3回はベルーナドームやzozoマリンスタジアムに通い、応援することを楽しみにしている私なのである。

 推しとかファンとか人それぞれ色々な形があると思うが、そういったことも人生を彩り、記憶として残る。

 それもまたよし、ということで、さいたま美園本社にほど近いスタジアムに押し寄せる赤い大集団におののいていた自分も赤い軍団のお気持ちも察することができる今日この頃である。

  1. Home
  2. お知らせ
  3. 猛牛党の声